フローリスト直伝!秋の結婚式にオススメのお花8選
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結婚式のお花選びは旬が大事
結婚式の会場に飾りたいお花やブーケに使いたいお花を考える時、インスタグラムやピンタレストで検索する人が多いと思いますが、花の種類によっては使える季節が限られていたり入荷が難しい時期があったりします。
また同じ花でも季節によって色合いが異なるのが生花の魅力です。結婚式の季節に旬を迎えるお花を知って、ぜひフローリストとの打ち合わせに役立ててください。今回は秋の結婚式にオススメのお花をご紹介します。
秋はオータムカラーの暖色系のお花が人気
紅葉の季節である秋の結婚式では、ボルドーやオレンジ、黄色など暖色系のオータムカラーが人気です。1年を通して咲くお花でもダリア・トルコキキョウ・バラなどは秋が旬で、秋にしか入らないアンティークカラーやスモーキーカラーのものが登場します。
秋の結婚式にオススメのお花8選
ここからは秋の結婚式にオススメの8種類のお花をご紹介します。
ダリア
ダリアは大輪のお花で、手のひら程の大きさのお花を咲かせます。
インパクトがあり豪華な雰囲気を出せるので、主張を強めたい人やかっこよく見せたい人にオススメです。
トルコキキョウ
トルコキキョウは結婚式のメインとして使えるお花です。ダリアよりは小さめで、くすみ系のピンクのようなスモーキーカラーやブラウン系が秋に登場します。
バラ
バラもトルコキキョウと同じくメインとして使えるお花です。深いオレンジやくすみ系のオレンジなどが登場します。
コスモス
コスモスは秋の中でも前半が旬です。白や濃いめのピンク、オレンジなどがあり、秋らしく可憐なイメージのお花です。
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コスモスは街中で見かけることもありますが、街中で咲き始めた頃には結婚式で使うには少し遅いんです。お花は一般的に結婚式の1週間前につぼみの状態で入荷し、当日に満開になるように開花調整をしています。
ケイトウ
ケイトウにはいくつか種類があり、よく使われるのは鶏のトサカのような形でふわふわしたウモウケイトウや、ぐねぐねした帯状の見た目が特徴のクルメケイトウです。オレンジ、ピンク、黄色などがあり、アンティークカラーやくすみ系もバリエーションが豊富。ニュアンスカラーを作るのにオススメのお花です。
秋色あじさい
あじさいというと梅雨の時期のイメージが強いですが、実は通年見ることができます。
秋には紅葉したようなアンティーク系の色が出てくるので、あじさいが好きな人にはオススメですよ。
吾亦紅(ワレモコウ)
吾亦紅(ワレモコウ)は茎の先端に赤茶色っぽい小さなお花が密集してつき、つぶつぶとした見た目のお花です。可憐な印象で、主役というよりは脇役として秋らしさを引き立てます。
菊
あまり結婚式で使うイメージがないかもしれませんが、最近では和テイストとは異なる菊も増えています。スモーキーピンクやブラウン、マスタード系の色合いのものもあり、ブーケのアクセントにオススメです。
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秋らしいドライフラワーも近年人気。例えばパンパスはドライになった状態でもふわふわとしたボリュームがあり豪華です。ドライフラワーを生花と混ぜて使ってもいいですし、ドライフラワーのみで使ってもメリハリが出ます。また紅葉した枝物を使うのも秋らしさがアップするのでオススメです。
秋のお花でUMIさんオススメのコーディネート
私がスタイリングで大事にしているのはメリハリです。たくさんのお花を混ぜて使うよりは、例えばパンパスであればプラスもう1種類というように2種類から3種類でまとめるすっきりとした会場作りをすることが多いです。また葉の表がグリーンで裏がブラウンのマグノリアリーフという枝物は、季節を感じられて色々な表情も楽しめるので面白いです。このお花がオススメ、というよりもその人によって、会場によっての提案をしています。
お花はこだわって選ばれた衣装を引き立てるためのツールとして主張しすぎないように心掛けています。
フローリストへのイメージの伝え方
まずは気になる画像を集めてたくさん持ってきてください。かわいい、かっこいいなど色んな系統が混じっていることがほとんどなので、それを整理するところから始めます。そして衣装や会場、演出も見ながら、統一感が出るようにお花を選ぶお手伝いをしていきます。
季節を感じるお花選びを楽しんで
結婚式にオススメの秋のお花を紹介しました。ぜひたくさんの画像を調べて、お花選びを楽しんでください。また次回「冬のお花特集」をお届けします。