丸顔・ベビーフェイスの花嫁さん必見!大人っぽくクールなヘアメイクの方法

丸顔・ベビーフェイスの花嫁さん必見!大人っぽくクールなヘアメイクの方法

ヘアメイク
Updated: 2022-04-13
幼く見られてしまう悩みをお持ちの花嫁さん必見!丸顔やベビーフェイスを大人っぽくクールに見せるヘアメイクの方法を、ヘアメイクアーティストの井上紗耶加がご紹介します。使用コスメやヘアメイクさんへの希望の伝え方も参考にしてくださいね。

幼く見えるお顔の特徴

幼く見えてしまう方のお顔は、パーツが丸く曲線的であることが多いです。丸いカーブを描いた眉毛やパッチリした目、丸みのある鼻や曲線的なフェイスラインなど、丸いパーツが多いとかわいらしい印象になりがちです。今回はそんな幼く見られる悩みをお持ちの花嫁さんに、大人っぽくスタイリッシュなドレスに似合うヘアメイクをご紹介します。

メイクの前に必ずスキンケアを

メイクの前にスキンケアを行います。化粧水・美容液・保湿クリームを順に、顔の内から外へ軽くマッサージするように塗っていきます。保湿をしっかりしておくと化粧ノリがよくなるので、結婚式前日はパックをするなどしてしっかり保湿するのがオススメです。

大人っぽく見せるメイクの手順とポイント

では、大人っぽくクールに見せるメイクの方法とポイントをご紹介します。

ツヤのある肌をつくる

まずはじめに毛穴や肌の凹凸を補正してくれる下地を手とスポンジで塗りこみます。次に透明感をアップさせるコントロールカラーで、顔の形を補正していきます。丸い鼻を鼻筋の通った鼻に見せるために、鼻筋にコントロールカラーを入れましょう。

ファンデーションはつけすぎず、少量を伸ばしていくイメージで塗っていきます。小顔に見せるために明るくしたい中心部分から塗り、フェイスラインはスポンジに残ったファンデーションを薄く伸ばす程度で構いません。顔の赤みが気になる場合は黄色系のコントロールカラーで消すことができます。

続いてコンシーラーで気になる部分の赤みを消していきます。手に残ったファンデーションと混ぜると馴染みやすくなりますよ。ファンデーションの上からつけるコンシーラーに黄色系を使うと白く見えてしまうので、肌に馴染むベージュを使います。鼻のサイドの赤みを消してフラットにすると小鼻がシュッと閉じて見えるようになります。ぷっくりした鼻と頬との境目をぼかすイメージです。

ツヤと立体感をプラス

さらに大人っぽく見せるためにツヤを仕込んでいきます。Cゾーンは斜めのラインを意識するのがポイントです。Tゾーンはおでこの丸みを出すようにし、眉間から鼻筋を通すようにまっすぐ鼻先まで。あご先にもツヤを入れましょう。

このツヤを残しながら、パウダーでシェーディングとハイライトを足していきます。シェーディングは顔の横幅を狭く、フェイスラインを削るように馴染ませます。

それから眉頭のくぼみから鼻筋に沿ってまっすぐノーズシャドウを入れていきます。ハイライトは斜めに上がる光のラインを意識して頬に入れ、おでこと鼻筋、あご先にも入れます。

それぞれ一番濃くしたい部分に最初に載せ、周りに広げていくのがポイントです。ブラシを使うとパフでつけるよりも薄づきでふんわりとした印象になりますよ。自然な仕上がりにするために少量ずつ載せるようにしてください。

チークにもツヤ感のあるものを使用します。強調しすぎず、ハイライトの下あたりにやさしく叩くようにして載せていきます。

直線的な眉毛を描く

眉毛が曲線的だと幼く見えてしまうので、丸くなっている眉山の下側がまっすぐになるように描いていきます。上のラインもまっすぐになるように、足りないところに毛を1本ずつ書き足すイメージで描きます。眉頭が丸く内に入ると曲線的な印象になるので、四角をイメージして描きましょう。眉毛を描くときは必ず目を開けたまま描くようにしてください。

眉マスカラで毛並みをそろえると今っぽくなります。眉マスカラの色は髪色に合わせるとおしゃれでオススメです。

アイシャドウは横幅を意識して

アイシャドウはまず一番明るい色をまぶた全体に載せます。大人っぽくするために縦幅よりも横幅を出したいので、目尻側をしっかり広げて四角く載せるイメージです。自然に見えるように境界はぼかします。下まぶたも横幅を意識して、黒目の下は細め、目尻側は太めに載せていきます。

締め色は黒目の外側からアイラインのガイドラインになるように入れます。目尻でラインの上下をつなぐと目がきゅっと引き締まって小さく見えてしまうので、つなげずに隙間を空けて抜け感を出すのがポイントです。

ホットビューラーでまつ毛を整える

このモデルさんのようにまつ毛パーマがかかっている部分と新しく生えてきた部分があると、ビューラーではムラが出てしまいます。そういった場合にはホットビューラーを使うとクセが取れ、きれいに整えることができます。まつ毛エクステをつけている人や普通のビューラーを使い慣れていない人でも使いやすくオススメです。ホットビューラーで整えたあとにさらにビューラーで上げてもいいでしょう。下まつ毛もホットビューラーで自然に下ろしていきます。

一度マスカラをつけてしまうと、まつ毛を上げることは難しいので、マスカラをつける前にしっかり上げることが重要です。妥協せずに整えていきましょう。 

カラーマスカラで抜け感をプラス

全体を見た際に眉毛とアイシャドウにしっかり色が入っているので、抜け感を出すためにグレーのマスカラを使います。最近は真っ黒ではないカラーマスカラがたくさんあるのでぜひチェックしてみてください。 

リキッドライナーでアイラインを入れていきます。シャドウの引き締め色で太さを出しているので、アイラインは薄く描いていきます。目頭の端までしっかりと入れて横幅を長くするように意識しましょう。目頭にインラインを入れるとさらに大人っぽくクールな印象になります。

リップコンシーラーで幸せな表情に

口角にリップコンシーラーを入れ、笑っていなくても幸せなにっこりとした表情になるようにします。リップを塗ったあと1回ティッシュで押さえるととれにくくなります。

大人っぽく見せるヘアセットのポイント

続いて、大人っぽくクールに見せるヘアセットの方法とポイントをご紹介します。

全体にヘアアイロンを当てる

セットしたときにまとまりが出るように全体にヘアアイロンを当てておきます。クールに見せたい場合は横に流すようにスッとアイロンを抜くといいですよ。スタイリング剤はオイルとワックスが混ざったような質感のものを使い、ツヤが出るように全体に馴染ませます。

タイトな編み込みで大人っぽく

編み込みをするときは髪を引き出さずにタイトにすると大人っぽくなります。髪色が暗い人は特にツヤ感を大事にしたいのでタイトめがオススメです。何から何までクールにするのではなく、少しかわいい要素を入れるのもポイント。今回は編み込みをいかしたツインテールに仕上げています。このようなまとめ髪をする際は、表面だけでなく内側までスタイリング剤をしっかりつけるときれいにまとまります。

この記事のまとめ

幼く見られるのがコンプレックスな花嫁さんを大人っぽくクールに見せるヘアメイクをご紹介しました。メイクはパーツを横長に、直線的に見せることを意識して眉毛・目元を横に広げました。鼻筋をしっかり描くのもポイントです。

ヘアスタイルはかわいらしさも取り入れつつクールに仕上げました。かわいいツインテールもふわふわにしすぎず、タイトな編み込みできつすぎない大人&クールな印象に。後れ毛も直線で残して大人っぽく、華奢な肩回りをカバーしました。

ヘアメイクさんは、何も言わなければお顔のそのままの特徴をいかしてかわいらしく仕上げてくれます。丸顔だけどクールにしたい、大人っぽくしたいなどの好みやイメージがあれば事前に伝えましょう。ぜひ結婚式のヘアメイクの参考にしてください。

presented by
ブライダルヘアメイクアップアーティスト
井上紗耶加
ヘアメイクシャワー所属。ブライダルヘアメイク歴は10年。バンタンキャリアスクールヘアメイクアップアーティスト科卒業。株式会社ポーラ化粧品にてスキンケア・化粧品知識を専門的に習得した後、ヘアメイク講師業に携わる。現在雑誌・TV・DM撮影、ブライダルを中心に活躍中。またネイリストとしても活躍しており、トータルでビューティーをサポートする。