ロケーション前撮りにオススメの季節は?プロカメラマンが季節ごとの撮影イメージを解説

ロケーション前撮りにオススメの季節は?プロカメラマンが季節ごとの撮影イメージを解説

写真/ビデオ
Updated: 2022-06-01
ロケーション前撮りで大切なのが季節選び。撮りたいイメージの他にも、撮影時の気温や必要な対策も気になりますよね。この記事ではプロカメラマンあっきーが、実際に撮影した写真をもとに季節ごとの前撮りのイメージや撮影のポイントを解説します。

春(3月~6月)のロケーション前撮りのポイント

春は過ごしやすい気候で、ロケーション前撮りにも人気の季節です。青々とした緑が生い茂る美しい写真を撮ることができます。温かいので撮影中に上着の着脱の手間がなく、汗をかく心配もありません。雨さえ降らなければ前撮りのベストシーズンといえるでしょう。

春の撮影はとても人気で予約が埋まりやすいため、早めに予約を取ることをオススメします。3月〜6月の中でも、6月は梅雨のイメージがあり予約に少し余裕が出ます。6月前半は比較的天気がよく、狙い目です。

夏(7月~8月)のロケーション前撮りのポイント

夏のロケーション撮影では、暑さ対策が重要です。撮影の時間帯を夕暮れ時に設定する、あるいは撮影地を川の近くや森の中、高原などにすると比較的涼しく撮影しやすくなります。新婦のドレスは涼しいので汗をかく心配はあまりありませんが、新郎のタキシードはかなり暑いです。シャツスタイルにしたりジャケットの中をTシャツにしたりと暑さ対策をして臨みましょう。

夏はレジャーが盛んで、ワクワクする季節でもあります。購入したドレスであれば、海や川に入って夏っぽく楽しい撮影ができ、新郎新婦のいきいきとした自然体の表情を撮ることができます。

空の青が綺麗なので、青空や入道雲と撮影したい方にもオススメです。夏ならではのいい写真が撮れるので、撮りたいイメージを重視して季節を選んでほしいと思います。

秋(9月~11月)のロケーション前撮りのポイント

秋も春と同じく気候がよく、ロケーション前撮りに人気の季節です。ススキが一年で一番輝くシーズンであり、ススキの映えスポットが特に人気です。

ススキの穂が開くタイミングはその年によって異なるので、しっかり下調べをして撮影時期を決めましょう。

大石高原のようなススキのスポットは観光名所でもあり、土日はかなり混雑します。穂が開く黄金のシーズンに、ススキ畑で二人だけの写真を撮りたい場合は人出が少ない平日がオススメです。また予約が大変埋まりやすいので、春先には予約を入れるつもりでスケジュールを検討してください。

冬(12月~2月)のロケーション前撮りのポイント

冬は寒さ対策をしっかりして撮影に臨むことが大切です。ドレスの中の見えないところにカイロを貼ったり、裏起毛のストッキングを選んだりして対策しましょう。冬はロケーション前撮りの撮影地である観光スポットに人出が少なく二人だけの撮影をしやすいという利点もあります。

冬の自然光は、ロケーション撮影に最も適しているといえるほど綺麗です。ロケーション前撮りでは夕日と一緒に撮りたいという方が多くいますが、冬は夕日の時間帯以外でも横から綺麗な光が入り、素敵な写真が多く撮れるのでオススメです。

この記事のまとめ

ロケーション前撮りでは、季節にかかわらず観光客が少ない平日がオススメです。土日や長期休みは人出が多く、人気撮影スポットの待ち時間が増えたり、人目を気にして二人が楽しめなかったりします。二人だけの空間で撮影できるのがベストなので、調整が可能であればぜひ平日を選んでください。

presented by
Director / Camera
Keita Akiyama
大阪拠点のウェディングムービー制作会社、PICNIKO(ピクニコ)所属。ダンス・自主映画制作ドラマ制作を経て、2016年にPICNIKO入社。