会場装花の基本・裏技をフラワーコーディネーターが解説!
Contents
会場装花の基本
まずはじめに、会場装花の基本をお話します。
挙式会場や披露宴会場を飾るお花のことを「装花」と言います。装花は、会場の雰囲気をアレンジするとても重要なものです。希望のイメージや予算をもとに、お花の種類や設置場所をフローリストと相談しながら決定していくのが一般的です。
装花の設置場所としては以下が一般的です。
装花の設置場所
- 挙式会場(祭壇・バージンロード・入場扉)
- 披露宴会場(メインテーブル・ゲストテーブル・ケーキ・キャンドル・マイク・グラスなど)
- ロビー(受付・ウェルカムスペース・ウェルカムボード)
- その他(フォトスポット・エントランス・ガーデン・プールなど)
会場装花、設置場所の優先順位を決めるポイント
お花は飾れば飾るほど華やかになりますが、その分予算がかかってしまいます。装花は予算を抑えたい方も多いと思います。とはいえ、予算の節約のためにお花を少なくしてしまうと、逆に寂しい印象になってしまうので、分散させて飾るよりも優先度の高い場所に予算をかけるのがポイントです。
優先順位のポイントとしては以下を参考にしてください。
装花の優先順位
- ゲストからの注目度
- 写真に残るかどうか
- ゲストがその場所に滞在する時間
予算を抑えながら華やかに見せるポイント
装花に予算をかければかけるほど、華やかになりますが、全体をボリュームをアップさせると予算が大きくかかってしまいます。なので今回は、予算を抑えつつもゲストに華やかに見えるように、効率よく予算をかけるべき場所を2つお伝えしていきます。
披露宴会場の装花
結婚式でゲストの滞在時間が圧倒的に長いのが、披露宴会場です。その中でも高砂のメイン装花は特に重要です。おふたりがずっと座る場所なので、ゲストの注目度も高く、写真にもたくさん残るのが理由です。
予算次第にはなりますが、ゲストの方へのおもてなしを重要視したい方は、ゲストテーブルのお花をボリュームをアップさせることもオススメです。
結婚式の一日のタイムスケジュール
- 挙式:約20分
- ガーデンイベント:約20分
- 移動:約20分
- 披露宴:2時間〜2時間半
おふたりが身につけるもの
ブーケ・ブートニアやヘッドパーツなど、おふたりが身に付けるものも、やはりゲストからの注目度が高く写真に残るので、しっかり予算をかけることをオススメします。ドレスやメイクの雰囲気と合わせることも重要となるので、ぜひ衣装合わせのときから会場装花のイメージもしてみてくださいね。
持ち込み可能なものは自分で飾る
受付やロビーなど、上記以外でもお花を飾るところはたくさんありますが、ウェルカムボードなどのアイテムを持ち込み可能な場所は自分たちで飾って華やかにすることができるので、結婚式準備の過程を楽しみながら行うのもオススメです。
ワンポイントお花紹介《アンスリウム》
毎回、お花を一種類ピックアップして紹介していく「ワンポイントお花紹介」。今回は大人花嫁たちに今人気の「アンスリウム」というお花をご紹介します。
アンスリウムってどんなお花?
アンスリウムの原産地は熱帯アメリカ。品種は600以上あり、定番の赤いものから、ピンクや紫、緑などカラーバリエーションがとにかく豊富。中でも結婚式で人気のカラーはやはり白。
今回手に持っているのは「テラ」という品種で、ブラウンがかった色味がアンティークやシャビーな結婚式にぴったりで、大人花嫁たちにとても人気があります。
アンスリウムの旬の時期は?
5月〜10月が旬のお花ですが、輸入されたものも含め1年中出回っている品種でもあります。冬場は品種が少なくなるので、こだわりのある方は夏の結婚式で使うのが特にオススメです。
アンスリウムの花言葉は?
色によって「情熱」「飾らない美しさ」「熱心」などの花言葉を持つアンスリウム。ハートの形もかわいくて結婚式にぴったりです。花言葉から結婚式のお花を選ぶ方もいると思いますので、今後「花言葉特集」もやってみたいと思っています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事のまとめ
今回は結婚式の会場装花についてお話しました。装花は予算をかければかけるほど豪華になりますが、結婚式はお花だけでなく他にもたくさん予算がかかるもの。フローリストさんに相談して、お花の設置場所や種類などを賢く決定していきましょう。
これから結婚式を挙げる方やお花に興味のある方に向けて今後も配信していきますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。