ニューボーンフォトはいつまで撮れる?人気のポーズ・シチュエーションをフォトグラファーが紹介
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ニューボーンフォトを撮った方がいい理由
ニューボーンフォトは親が子どもに最初に贈るプレゼントになります。家族に囲まれた写真を見ると「自分はこんなに愛されていたんだ」と実感することができ、子ども自身の自己肯定感にもつながります。
写真を見ながら子どもが生まれてきた日のことを振り返って「陣痛時間がどれぐらいでね」「雨が降っていたよ」などと出産ストーリーをお話するのもオススメです。
子どもは自分が生まれた時のことを想像して自分の頭で物語を膨らませることができますし、そういったコミュニケーションは家族の大切な時間につながります。
ニューボーンフォトを始めたきっかけは娘の出産
娘を出産した時、こんなに人生で感動することがあるんだ、こんなに記録に残したいものなんだと思いました。私はフォトグラファーとしてブライダル領域で10年ほど撮影をしていましたが、自分の結婚式よりも娘の姿を残したいと思いました。
人は陽の気持ちが強いときにシャッターをきると言われています。子どもの誕生ほど陽の気持ちに溢れた瞬間はありません。出産の実体験がニューボーンフォトを始めるきっかけになりました。
日本でニューボーンフォトが始まったのは10年前
ニューボーンフォトが日本に上陸したのは10年から12,3年前ぐらいです。それまではお宮参りやお食い初めで初めて赤ちゃんを撮影するのが一般的で、生まれた瞬間や新生児の姿を残す習慣はありませんでした。アメリカやドイツでは産院にフォトグラファーがいるのが普通だそうですが、日本ではまだ馴染みが薄いですよね。
写真はデータよりもプリントがオススメ
撮影をしたニューボーンフォトはスマホで手軽に見ることもできますが、私はプリントをオススメしています。約70センチの等身大フォトのプリントも可能です。家族みんなで写真を見られるようプリントしておけば、夫婦喧嘩や子どもとの些細な言い合いをしたときに穏やかな気持ちを取り戻すことができますよ。かわいい子どもの写真を見ながら怒れる人はいませんよね。
ニューボーンフォトの撮影は生後2週間以内がベスト
すやすやと眠った状態の赤ちゃんを撮影するニューボーンフォトは、生後2週間以内の撮影がオススメです。2週間を超えると赤ちゃんの睡眠時間が30%減るといわれていて、撮影のタイミングが難しくなります。また関節がしっかりでき肉付きもよくなってくるので、生まれたてのやわらかい雰囲気を出すには2週間以内がいいでしょう。双子ちゃんの場合は出生時の体重が少なく入院期間が長くなることが多いので、1ヶ月から2ヶ月先でもOKです。スタジオの予約は出産予定日がわかった時点で可能です。家族の大切な記念のために、旦那さんにお願いして張り切って準備してもらうのもいいかもしれませんね。
ニューボーンフォトで人気のポーズ・シチュエーションランキング
ここからは、Studio wombで人気のポーズ・シチュエーションをランキングでご紹介します。
5位 家族写真
初めての家族写真として記念に残せるのが人気の理由です。またママ・パパが大きく見えて赤ちゃんの小ささ、かわいさが引き立ちます。赤ちゃんを見つめて微笑むと表情がとても自然になり、カメラ目線よりも印象的な写真になります。
4位 裸ん坊で黒バック
世代や時代を問わず愛される写真です。トレンドに左右されないシンプルな撮影が人気の理由ではないでしょうか。家族の手が映ることで赤ちゃんのサイズ感がわかり、より神秘的な写真になります。
3位 おくるみでゆりかご
赤ちゃんがおくるみをした状態で木にぶらさがっているように見える写真です。Studio wombのオリジナルで、自分では撮るのが難しいので選ばれることが多いようです。
2位 生花のお帽子で頬杖
お花と赤ちゃんの組み合わせは最強ですよね。赤ちゃんは実際にこのポージングはできないので2名で撮影した2枚の写真を合成しています。花はおしべとめしべを除去しているので花粉やアレルギーの心配もありません。なんといってもかわいいのが人気の理由で、1枚の写真に魅力が詰まっています。
1位 おくるみで蔓かご
奈良県吉野の蔓(つる)で編んだ蔓かごに赤ちゃんがすやすやと眠る写真です。蔓がぐるぐると円を描いている様が生命力を感じさせ、海外からの問い合わせも多くなっています。季節のお花を使うことにより「この頃に出産したんだな」と思い出すことができるのもオススメのポイント。
梅雨の時期であればあじさい、秋ならウールのおくるみとパンパスグラスというように、季節の思い出を写真に込めることができますよ。
子どもへの愛情表現としてのニューボーンフォト
あるお母さんがニューボーンフォトの撮影後、赤ちゃんに向かって「私のやりたいことに付き合ってくれてありがとう」と声がけをされていたのがとても印象的でした。親のエゴで付き合わせてしまったという申し訳なさや後悔の現れだと思いますが、後ろめたい気持ちを抱く必要はありません。きっと数年後、子どもから「お母さん愛してくれてありがとう」という言葉が返ってきます。ぜひ明るい気持ちで撮影に臨んでください。